キュビスム屋敷

ヴィシェフラドから階段で降りたヴルタヴァ河岸通りは、20世紀初頭に建てられた世界でもチェコにしかないキュビスムの建築がまとめて見られる一画だ。まずこれを見た作家チャペックが「雄大にして簡素」と評したベドジーフ・コヴァジョヴィツ屋敷、鉄橋手前のリブシナ通り三番地にある。ヴィシェフラド・トンネルの手前・ラシーン河岸通り6番地、8番地、10番地は四人のオーナーによる三世帯住宅、オーナーのうち一人は実際に建築に当たったキュビズム様式のパトロンで建築業者でもあったフランティーシェク・ホデック。そして少し川べりから住宅地に入ったネクラノヴァ通り30番地に突如出現する五階建てのキュビスム・アパート。これらすべては1913年に自ら川べりのプロジェクトも担当した建築家ヨセフ・ホホルによる。
 角錐や 頬る折鶴 粋が棲み

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