城下小地区側橋塔

カレル橋を城下町側に渡り切ったところに、大小二つの塔が立っている。低い塔はカレル橋の前にあったユディット橋の為に建てられたが、16世紀ルネサンス期に改装されたので、隣の1464年ゴシック晩期に建てられた飾り気のない高い塔よりも新しく見える。近年この高い塔は平安の塔とも呼ばれるようになったがそれには次のような謂れがある。塔に上ると銃眼のある壁に積み石が一つ抜けた箇所がある。大烏が止まった際にその石が抜け落ち、下で戦勝自慢をしていたヴァーツラフ王寵愛の将軍の頭上に落下し、敢え無く落命してしまう。王は戦場で名誉の戦士を遂げられなかった将軍の思い出にと、以後そこに石を嵌め込むのを禁じたのだと云う。この塔に入ったら戦いや諍いや喧嘩の話はご法度だ。
 街ひとつ 天気多重なる カレル橋

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